Ubuntu 18.04の右クリックメニューから「空のドキュメント」を作成する

Ubuntu 16.04ではコンテキストメニューから空のドキュメントを作成することができた。

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しかしUbuntu 18.04ではそのメニューが無くなっている。

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なぜ無くなったのかは知らないが、ホームフォルダにあるテンプレートフォルダーに空のフォイルを置くことで、コンテキストメニューに空のファイルを作成するサブメニューを表示させることができる。

アクティビティ画面から端末を起動して、以下のどちらかのコマンドを実行すると、

# フォルダーを英語にしている場合
touch ~/Templates/空のドキュメント 
# フォルダーが日本語のままの場合
touch ~/テンプレート/空のドキュメント

コンテキストメニュー新しいドキュメントという項目が追加され、空のドキュメントを作成できるようになる。

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Ubuntu 18.04 の Meld (diff ツール) を最新バージョンにアップグレードする

Ubuntu 18.04 の Meld (差分比較ツール) を、バージョン 3.18.0 から現時点での最新バージョンである 3.20.1 にアップグレードできるようにしてみました。

https://launchpad.net/~sicklylife/+archive/ubuntu/ppa

目次

コマンドで Meld をアップグレードする

アクティビティ画面から端末を起動して以下を実行します。

sudo add-apt-repository -y -n ppa:sicklylife/ppa 
sudo apt update 
sudo apt upgrade 

Ubuntu 18.04 の Geany (軽量 IDE) を最新バージョンにアップグレードする

※2018年12月30日、更新。

Ubuntu 18.04 の Geany を、バージョン 1.32 から現時点での最新バージョンである 1.34 にアップグレードできるようにしてみました。

https://launchpad.net/~sicklylife/+archive/ubuntu/geany

目次

コマンドで Geany をアップグレードする

アクティビティ画面から端末を起動して以下を実行します。

sudo add-apt-repository -y -n ppa:sicklylife/geany
sudo apt update 
sudo apt install geany geany-plugins 

スクロールバーの表示が乱れるバグについて

Ubuntu 18.04 には Geany のスクロールバーの表示が乱れるバグがあります。どうも標準テーマのバグらしく、テーマを変更するとスクロールバーは正常に表示されるようになります。ちなみに私のお勧めテーマは communitheme です

URL: https://snapcraft.io/communitheme
テーマの適用方法: https://linuxconfig.org/how-to-install-communitheme-on-ubuntu-18-04-bionic-beaver-linux

Ubuntu 20.04/18.04 の GnuCash をより新しいバージョンにアップグレードする

Ubuntu の GnuCash をアップグレードできるよう、ppa を作成してみました。

https://launchpad.net/~sicklylife/+archive/ubuntu/gnucash

目次

コマンドで GnuCash をインストール/アップグレードする

アクティビティ画面から端末を起動して以下を実行します。

sudo add-apt-repository -n -y ppa:sicklylife/gnucash 
sudo apt update 
sudo apt install gnucash

元に戻す場合

ppa-purge コマンドで ppa を除去してください。

sudo apt install ppa-purge 
sudo ppa-purge ppa:sicklylife/gnucash 

Ubuntu 18.04 で自動アップデート/アップグレードの設定を変更していると、ソフトウェアの更新を実行した際にダイアログが表示される場合がある

※2018年12月8日、アップデートの自動確認が無効になる件について追記。

Ubuntu 18.04 はセキュリティアップデートを自動的にインストールするようになっているが、ソフトウェアとアップデートアップデートタブで、セキュリティアップデートがあるときダウンロードとインストールを自動的に行うからすぐに表示などに変更している状態で、

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アクティビティ画面からソフトウェアの更新を起動して unattended-upgrades をアップグレードした場合、unattended-upgrades を設定していますというダイアログが表示されるので、

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変更された設定ファイル 20auto-upgrades について何を行いたいですか? の下にあるプルダウンメニューでパッケージメンテナのバージョンをインストールが選択されていることを確認し、ヘッダーバーの Next ボタンをクリックする。

その後、アクティビティからソフトウェアとアップデートを起動し直し、ソフトウェアとアップデートアップデートタブで、アップデートの自動確認毎日になっているかどうか確認しておく。

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関連記事: Ubuntu 18.04 で自動アップデートを無効化している状態で unattended-upgrades を更新すると「アップデートの自動確認」も無効化される場合がある - Sickly Life Blog

Ubuntu 18.04 に Nomacs (画像ビューアー) のより新しいバージョンをインストールする

※2018年8月17日、18.10 から nomacs 3.10.2+dfsg-1 をバックポートした。

Ubuntu 18.04 のリポジトリにある Nomacs のバージョンは 3.8.0 なので、より新しい 3.8.1Debian から拝借して ppa にアップロードしてみた。ついでに日本語訳も現時点での最新版に更新済み。

目次

ppa を追加してアップグレードする

アクティビティ画面から端末を起動して以下のコマンド実行する。

sudo add-apt-repository -y -n ppa:sicklylife/ppa && sudo apt update && sudo apt upgrade -y 

Nomacs をまだインストールしていない場合は以下を実行してNomacs をインストールする。

sudo apt install nomacs 

メニューのスクリーンショット

アップグレード前は、

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このようにメニューが英語のままになっているのだが、ppa を追加してアップグレードすると、

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こんな風に日本語化される。ちなみに Nomacs のメニューバーの ? > 翻訳を更新 を実行しても、Ubuntu では更新されないっぽい。

余談

次期 Ubuntu 18.10 用の Nomacs は 3.10.1 になっているようなので、そのうち動作確認して 18.04 にバックポートするかも?というか公式の ppa を更新してくれたらなぁと思(ry

Ubuntu 18.04 で Firefox をアップデートしたらメニューが英語になってしまった件

UbuntuFirefox 61.0 がやってきた。

https://launchpad.net/ubuntu/+source/firefox

ので早速アップデートしてみたら、なぜか UI が英語になってしまった。

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アドオンマネージャーで言語パックを確認してみると Japanese Language Pack could not be verified for use in Firefox. Proceed with caution. などと表示されていて何じゃこりゃ状態。

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とりあえず about:config を弄ってみたり、Japanese Language Pack をインストールしたりしてみたが改善せず、仕方がないので Firefox の設定の一部を初期化することにした。

Firefox のメニューバーの Help をクリック、Troubleshooting Information をクリック、

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表示された about:support ページの右側にある Give Firefox a tune up の下にある Refresh Firefox... ボタンをクリックしてしばらく待つと、

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何かダイアログが表示された後、自動的に Firefox が再起動してメニューが無事に日本語化された。

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このリフレッシュ機能を使うと変更した設定や追加したアドオンは初期化されるが、履歴はそのままで、開いていたタブも復元できるので便利。しかし言語パックはまだ何かエラーが出ている様子。

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まぁ日本語化はできたので良しとしておく。