Ubuntu 18.04公開
一応UTCの26日中にリリースされたそうです。
今回はいつものページと、
Ubuntu 18.04の使い方を簡単に解説したページと、
ついでにUbuntu公式のヘルプの改造版を作成中なので、
よければ参考にどうぞ。
Launchpad.net (PPA) のバグっぽいモノに遭遇した話
先程PPAのバグっぽいモノに気づいたのでメモしておく。
- 4月22日に ppa:sicklylife/ambiance-custom にスクロールバーを修正したテーマをアップロードしようとして、間違えて ppa:sicklylife/ppa の方にアップロード。
- ビルド終了後、公開状態になる前 (Pending) の時点でアップ先を間違えた事に気付き、ppa:sicklylife/ppa にアップロードしたテーマを削除して、ppa:sicklylife/ambiance-custom にアップロードし直す。
- 先程 Ubuntu 18.04 の昨日付の最新のデイリービルドをダウンロード、Virtualbox にインストールした後、ppa:sicklylife/ppa を追加してアップデートした所、言語ファイル (language-pack-gnome-ja) だけがアップデートされるはずが、light-themes や ubuntu-artwork までアップデートされて「!?!?!?」となる。
- 再起動したら Firefox のスクロールバーが太くなった。
- /(^o^)\
公開される前に削除して存在しないはずのパッケージのデータが、PPA 内部には何故か残っていた、という怖い話でした…びっくりした。仕方がないので ppa:sicklylife/ppa の方に、スクロールバーを弄らずバージョン名だけ変えたテーマをアップロードして現在ビルド中。
いや18.04のリリース前に気づいてよかった。
※2018年4月27日0:48、更新完了。
PPA名を変更したらエラーが出た
昨日、Sickly Life PPAのPPA名をsicklylife.jp PPAに変更したら、その後PPA追加済みのUbuntuでsudo apt updateをした際に「PPA名が変更されてるぞ」的なエラーが出たので、すぐ元に戻した。
一度決めたPPA名は安易に変更しちゃいかんらしい…
Ubuntu 18.04のアプリを日本語化する
Ubuntu 18.04の一部のアプリの未翻訳部分を日本語化できるよう、ppaに翻訳を追加した日本語言語ファイルをアップロードしました。日本語訳はLaunchpadやGNOMEのアップストリームから拝借しています。
ppaのURL: https://launchpad.net/~sicklylife/+archive/ubuntu/ppa
目次
アプリの日本語化 (PPAの追加)
端末を起動して以下のコマンドを実行します。
sudo add-apt-repository -y -n ppa:sicklylife/ppa && sudo apt update && sudo apt upgrade -y
日本語化されるアプリ一覧
上記のppaを追加すると、以下のアプリの未翻訳部分が日本語化されます。
- テキストエディター (gedit)
- アーカイブマネージャー (file-roller)
- ディスク (Disks)
- 設定 (gnome-control-center)
- 端末 (GNOME Terminal)
- Ubuntuソフトウェア (GNOME Software)
- ソフトウェアの更新 (Software Updater)
- Shotwell
- ディスク使用量アナライザー (baobab)
- 画像ビューアー (eog)
- ドキュメントビューアー (evince)
- GNOME Shell
- カレンダー (GNOME Calendar)
- オンラインアカウント (GNOME Online Accounts)
- シンプルスキャン (Simple Scan)
- Atril
- EPUB対応のドキュメントビューアー
- Dash to Panel (deb版)
- FSLint
- 不要ファイル削除ソフト
- Furius ISO Mount
- isoマウントツール
- Geany
- 軽量IDE
- GNOME Clocks
- 世界時計
- GPaste
- クリップボード拡張ツール
- GShutdown
- シャットダウンタイマー
- gufw
- ファイアーウォールのGUI
- L3afpad
- メモ帳
- Meld
- 差分表示ツール
- qpdfview
- ドキュメントビューアー
- qshutdown
- シャットダウンタイマー
- QtGain
- 音量均一化ツール
- system-monitor (deb版)
- Ubuntu Cleaner
- クリーナーアプリ
今後の予定
- 未定
Ubuntu 18.04のFirefoxのスクロールバーが細いので太くする
※2018年5月12日、Firefox 60で、このバグは修正されました。
Firefoxのスクロールバーが相変わらずバグっていて細い。
仕方がないので18.04でもテーマを弄って太くすることにした。
GUIで太くする
まず、以下のdebパッケージをダウンロードし、ダブルクリックしてインストールする。
次にアクティビティ画面からソフトウェアの更新 (Software Updater) を起動してアップデートする。
コマンドで太くする
コマンドを使用する場合は端末で以下を実行する。
sudo add-apt-repository -y ppa:sicklylife/ambiance-custom && sudo apt update && sudo apt upgrade -y
元に戻す場合
元に戻す場合はppa-purgeを使ってppaを削除する。
sudo apt install -y ppa-purge && sudo ppa-purge ppa:sicklylife/ambiance-custom
Ubuntu 18.04でカラー絵文字を表示する
※2018年5月18日、ドキュメントビューアー (evince) が起動しなくなる不具合を修正。
※2018年5月13日、css で Roboto を指定しているサイト (gigazine.net など) で数字の表示が変になる不具合を修正。
Ubuntu 18.04では色のついた絵文字がデフォルトでサポートされた。
が、Firefoxで絵文字を表示すると、
こんな感じで一部の絵文字が白黒のままになっている。これは恐らくフォントの指定順序の問題だと思うので、その辺の設定を変更してみる。
以下のdebファイルをダウンロードし、ダブルクリックしてインストールする。
コマンドを使う場合は以下を実行する。
sudo echo && wget https://sicklylife.jp/ubuntu/1804/change-topbar-colon_21_all.deb && sudo apt install -y ./change-topbar-colon_21_all.deb && rm change-topbar-colon_21_all.deb
その後、Ubuntuを再起動すると、
こんな風に白黒だった顔文字が色付きになっている。
元に戻す場合はchange-topbar-colonをアンインストールする。
sudo apt remove change-topbar-colon
ちなみにこのdebファイルをインストールすると、トップバーの時計の : の幅が狭くなる。
絵文字の確認に使ったページ : iOS絵文字一覧
Ubuntu 18.04のトップバーの時計の : の幅を細くする
※2018年5月18日、ドキュメントビューアー (evince) が起動しなくなる不具合を修正。
※2018年5月13日、css で Roboto を指定しているサイト (gigazine.net など) で数字の表示が変になる不具合を修正。
Ubuntu 18.04のトップバーやロック画面に表示される時計の : の幅が太いというか広いというか、
↑これらのスクリーンショットのようになっている。これはUbuntu 18.04から日本語フォントのデフォルトがNoto Sans CJK JPに変更されたのが原因なのだけれども、個人的に違和感が凄いというか、ちょっと何だか微妙だなぁと思っちゃったりしたので何とかしてみた。
以下のdebファイルをダウンロードし、ダブルクリックしてインストールする。
コマンドを使う場合は以下を実行する。
sudo echo && wget https://sicklylife.jp/ubuntu/1804/change-topbar-colon_21_all.deb && sudo apt install -y ./change-topbar-colon_21_all.deb && rm change-topbar-colon_21_all.deb
その後、Ubuntuを再起動すると、
こんな風に : の幅が狭くなる。
元に戻す場合はchange-topbar-colonをアンインストールする。
sudo apt remove change-topbar-colon
ちなみにこのdebファイルをインストールすると、表示できるカラー絵文字の数も増える。カラー絵文字に関しては後日記事を書く予定。