Ubuntu 14.10でキー配置を変更してみた xkb編

私が使用している↓このキーボードは、

LOGICOOL ウォッシャブル キーボード K310

LOGICOOL ウォッシャブル キーボード K310

本来アプリケーションキー(メニューキー)がある場所にFNキーがあって、メニューキーをたまに使っていた私としてはそれが微妙に不便だったので、以前はxmodmapを使ってScroll Lockキーをメニューキーに変更して使用していたのだが、最近はxmodmapではなくxkbを使った方がいいらしいという話をどこかで目にしたので、ググった情報を元にxkbでキーを変更してみた。

まず設定フォルダと設定ファイルを作成。

mkdir -p ~/.xkb/keymap ~/.xkb/symbols ~/.config/autostart 
setxkbmap -print > ~/.xkb/keymap/mykbd 

テキストエディターなどで入れ替えるキーの設定ファイルを作成。

leafpad ~/.xkb/symbols/addmenukey 

上記のコマンドで起動したエディターに、

partial modifier_keys
xkb_symbols "mymenu" {
  replace key <SCLK> {[ Menu ] };
};

と記述して保存。
保存した設定を参照するようにするために、

leafpad ~/.xkb/keymap/mykbd 

と実行して最初に作成した設定ファイルをエディターで開き、赤字の部分を追加して保存。

xkb_keymap {
	xkb_keycodes  { include "evdev+aliases(qwerty)"	};
	xkb_types     { include "complete"	};
	xkb_compat    { include "complete+japan"	};
	xkb_symbols   { include "pc+jp+inet(evdev)+terminate(ctrl_alt_bksp)+addmenukey(mymenu)"	};
	xkb_geometry  { include "pc(pc105)"	};
};

ログイン時に自動的に実行されるように設定。

bash -c "echo '[Desktop Entry]'$'\n''Type=Application'$'\n''Exec=xkbcomp -I$HOME/.xkb $HOME/.xkb/keymap/mykbd $DISPLAY 2> /dev/null'$'\n''Hidden=false'$'\n''NoDisplay=false'$'\n''X-GNOME-Autostart-enabled=true'$'\n''Name=xkbcomp' > $HOME/.config/autostart/xkbcomp.desktop" 

これでログアウトしてログインし直すとScroll Lockキーがメニューキーになっている。

参考にしたページ : Happy my life | xkbでキーバインドを変更する

Ubuntu MATE 14.10でパネルの設定を初期化する

誤って上下のパネルを削除してしまったとか、何もしてないのにパネルが表示されなくなってしまったとか、そういう時にパネルの設定をリセットしたい場合、Ctrl + Alt + TでMATE端末を起動して、

dconf reset /org/mate/panel/general/toplevel-id-list

と実行するとパネルの設定を元に戻すことが出来る。

Ubuntu 14.04でChromiumのFlash Playerをアップデートする



※2015年8月13日、手動でアップデートする必要がなくなったらしい。





※2014年11月30日、追記あり。

先日Google Chromeがアップデートされて内臓のFlashもバージョンアップされたが、当然ながらChromiumFlashは古いままなのでどうしたらいいものかと考えたりググったりした結果、pepperflashplugin-nonfreeを再インストールすればいいんじゃねという結論が出た。

sudo apt-get install --reinstall pepperflashplugin-nonfree 

これでChromiumFlashも最新のバージョン15.0.0.189になった。

※2014年10月18日
pepperflashplugin-nonfreeを再インストールするよりも、コメ欄で教えていただいたコマンドの方が良さそう。

# インストール済みバージョンと、最新安定版リリースバージョンの確認
sudo update-pepperflashplugin-nonfree --status 
# 最新安定版リリースバージョンのインストール
sudo update-pepperflashplugin-nonfree --install 

※2014年11月28日
コメ欄で教えていただいたコマンドだと、アップデート出来るようになるまで数日かかる場合があるっぽい。

※2014年11月30日
Ubuntu 14.04ではアップデートする度にキャッシュが溜まっていくので、気になる場合は下記のコマンドを実行するなどして手動でキャッシュを削除する(anonymousさん情報ありがとうございます)。

ls -1t /var/cache/pepperflashplugin-nonfree/*.deb | tail -n +2 | xargs -r sudo rm 

Ubuntu 14.04 に KeePass2 をインストール

※2017年11月11日。Ubuntu 16.04以降ではKeePassXCがお勧めです。

Ubuntu 14.10用のKeePass2はバージョンがまだ2.27のままなので、2.28をdebパッケージ化してUbuntu 14.04と14.10にインストールしてみた。

インストール方法

こっちのページからdebファイルをダウンロードして、ダブルクリックしてインストールする。

KeePass2の文字化けを防ぐ

日本語化する場合

そのままKeePass2を日本語化すると文字化けする可能性がある。

Ubuntuの初期設定で、デフォルトのフォントがUbuntuフォントになっているのが原因なので、Unity Tweak ToolなどでデフォルトのフォントをTakao Pゴシックなどの日本語フォントに変更してから、KeePass2のメニューバーの「View」 > Change Language > Japanese をクリック、ダイアログが表示されるので「No」ボタンをクリックした後、KeePass2を起動し直すとメニューが日本語化される。

日本語化しない場合

日本語化しない場合もそのままだとエントリーの日本語が豆腐になるので、KeePass2のメニューバーの「Tools」 > Options をクリックしてウィンドウを開き、「Interface」タブをクリック、「Select List Font」ボタンをクリック、Takao Pゴシックなどの日本語をフォントをクリックして「OK」ボタンをクリックしてフォントを変更すれば日本語が正常に表示される。

KeePassXから移行する

Windows以外のOSではkdbファイルを直接インポート出来ないので、少々手間がかかる。

まずKeePassXでデータベースをKeePassX XML ファイルにエクスポートする。

次にKeePass2を起動して新しいデータベースを作成した後、何もせずに保存する。そしてKeePass2のメニューバーの「ファイル」 > インポート > KeePassX XML で先ほどエクスポートしたファイルをインポートする。

インポートすると何故か、インポートした各エントリーの有効期限が切れているので、手動で元に戻す必要がある。数が少ないなら一個一個修正すればいいが、数が多い場合は面倒なので別のアプリを使って修正する。

KeePass2のメニューバーの「ファイル」 > エクスポート > KeePass XML (2.x) でxmlファイルに出力した後、データベースを保存せずにKeePass2を一旦終了する。出力したxmlファイルを開き、<Expires>True</Expires>という行を全て、<Expires>False</Expires>に置換する。テキストエディターなどで一括置換してもいいし、コマンドで置換する場合は、

sed -i 's/<Expires>True<\/Expires>/<Expires>False<\/Expires>/g' 新しいデータベース.xml 

などと実行する。後はKeePass2のメニューバーの「ファイル」 > インポート > KeePass XML (2.x) で置換後のxmlをインポートすればおk。

Ubuntu 14.04と14.10でマウスカーソルの速度が遅くなるバグに対応する

Ubuntu 14.04には「システム設定」 > 「マウスとタッチパッド」を開くとマウスカーソルの速度が最遅になるというしょーもないバグがあって、しかも現時点ではまだUbuntu 14.10でも直っていないのだが、遅くなってしまったのを元の速度に戻す方法をブログに書くのをすっかり忘れていたことを思い出したのでとりあえず書く。

システム設定のウィンドウを閉じてから、端末で以下のコマンドを実行すれば、マウスポインターの速度は初期設定に戻る。

dconf reset /org/gnome/settings-daemon/peripherals/mouse/motion-acceleration 
dconf reset /org/gnome/settings-daemon/peripherals/mouse/motion-threshold 

Ubuntu 14.04で使えるPDFビューア

LinuxAdobe Readerのサポートが終了してダウンロードページに表示すらされなくなってしまったので、代わりに使えるアプリがないかと探してみた。

  • ドキュメントビューアー(Evince)
    • Ubuntu標準のPDFビューアー。軽いが画像を含むページの表示はやや遅い感じ。ページ拡大の設定を変更して保存しても何かの拍子で元に戻ってしまうのがイマイチ。

  • qpdfview
    • qt4製のタブ型ビューアー。Evinceと同じライブラリ(Poppler)を使用しているので同じような体感速度。でもEvinceよりは使いやすい印象。

  • Foxit Reader + Wine 1.7
    • Windows用のPDFビューアー。試しにWineを使ってインストールしてみた。インストーラーは英語だが、インストール後に設定を変更することで日本語化できる。起動は思っていた以上に速く、pdfを見るだけならこれでもいいかも?とか思ったが、まぁ微妙なバグがあるのでこれをメインにするのはちょっと…。以下、ちょっと気になったバグ。
      • Alt + F4でウィンドウを閉じることができない。
      • 別のアプリのウィンドウからFoxit Readerのウィンドウに切り替えた時に、Foxit Readerが全面に表示されているにもかかわらず、フォーカスは切り替える前のウィンドウのままになっている事がある。
      • 「HOME > 開始タブ > Recent Files」からファイルを開くことが出来ない(「ファイル > 開く > Recent Documents」からは開くことができる)。
      • ツールチップの表示が乱れる。
      • ツールチップの文字が途中で途切れている。

  • Firefox
    • pdfビューアー内臓なので使ってみたが、まぁ遅い。

  • ChromiumGoogle Chrome
    • ChromeFirefoxよりも早くpdfビューアーを内蔵していたらしい。Firefoxと違って割と速く、何か普通に使えそうな気がする。pdfファイルを見るだけならこれでもいいかも?

  • apvlv
    • 超シンプルで操作はvim風。玄人向けっぽい。

軽く使ってみた感じだと、qpdfview、Foxit Reader、ChromiumGoogle Chrome辺りがまぁ使えたかなぁと。Firefoxのpdfビューアーは遅すぎ。