Ubuntu 14.04 に KeePass2 をインストール

※2017年11月11日。Ubuntu 16.04以降ではKeePassXCがお勧めです。

Ubuntu 14.10用のKeePass2はバージョンがまだ2.27のままなので、2.28をdebパッケージ化してUbuntu 14.04と14.10にインストールしてみた。

インストール方法

こっちのページからdebファイルをダウンロードして、ダブルクリックしてインストールする。

KeePass2の文字化けを防ぐ

日本語化する場合

そのままKeePass2を日本語化すると文字化けする可能性がある。

Ubuntuの初期設定で、デフォルトのフォントがUbuntuフォントになっているのが原因なので、Unity Tweak ToolなどでデフォルトのフォントをTakao Pゴシックなどの日本語フォントに変更してから、KeePass2のメニューバーの「View」 > Change Language > Japanese をクリック、ダイアログが表示されるので「No」ボタンをクリックした後、KeePass2を起動し直すとメニューが日本語化される。

日本語化しない場合

日本語化しない場合もそのままだとエントリーの日本語が豆腐になるので、KeePass2のメニューバーの「Tools」 > Options をクリックしてウィンドウを開き、「Interface」タブをクリック、「Select List Font」ボタンをクリック、Takao Pゴシックなどの日本語をフォントをクリックして「OK」ボタンをクリックしてフォントを変更すれば日本語が正常に表示される。

KeePassXから移行する

Windows以外のOSではkdbファイルを直接インポート出来ないので、少々手間がかかる。

まずKeePassXでデータベースをKeePassX XML ファイルにエクスポートする。

次にKeePass2を起動して新しいデータベースを作成した後、何もせずに保存する。そしてKeePass2のメニューバーの「ファイル」 > インポート > KeePassX XML で先ほどエクスポートしたファイルをインポートする。

インポートすると何故か、インポートした各エントリーの有効期限が切れているので、手動で元に戻す必要がある。数が少ないなら一個一個修正すればいいが、数が多い場合は面倒なので別のアプリを使って修正する。

KeePass2のメニューバーの「ファイル」 > エクスポート > KeePass XML (2.x) でxmlファイルに出力した後、データベースを保存せずにKeePass2を一旦終了する。出力したxmlファイルを開き、<Expires>True</Expires>という行を全て、<Expires>False</Expires>に置換する。テキストエディターなどで一括置換してもいいし、コマンドで置換する場合は、

sed -i 's/<Expires>True<\/Expires>/<Expires>False<\/Expires>/g' 新しいデータベース.xml 

などと実行する。後はKeePass2のメニューバーの「ファイル」 > インポート > KeePass XML (2.x) で置換後のxmlをインポートすればおk。