UbuntuのFirefox 57でマウスジェスチャーアドオンを利用する方法
※2018年1月24日、Firefox 58がリリースされたため、以下のppaは追加しなくてもよくなりました。
※2018年1月12日、Launchpad.netのメンテナンスが終了し、パッチを当てたFirefoxが無事ビルドされたようです。
※2017年11月18日〜19日、ちょっと書き直し。
※2017年11月16日、ppaの容量が一杯になったため、ppaを分割しました。
※2017年11月12日、下記のパッチを適用するとFoxy GesturesだけでなくGesturefyというマウスジェスチャー拡張機能もLinuxで動作するようになるようです。
目次
はじめに
今月14日にリリースされたFirefox 57から、Firefoxのメジャーなマウスジェスチャー拡張機能であるFireGesturesが使えなくなりました。
FireGesturesの代替拡張機能であるGesturefyやFoxy Gesturesは、残念なことにMacとLinuxのFirefoxでは正常に動作しない状態になっています。
LinuxのFirefoxでマウスジェスチャーアドオンを正常に動作させるパッチは存在するものの、公式のFirefoxにもUbuntuが配布しているFirefoxにもまだ取り込まれていません。
※2017年12月2日、Firefox 58の開発版にパッチが取り込まれたため、来年1月にリリース予定のFirefox 58からMacとLinuxでも普通にマウスジェスチャーを利用できるようになります。
現状ではUbuntuのFirefoxでマウスジェスチャーを利用するには自分でFirefoxにパッチを当ててビルドし直す必要があるのですが、Firefoxのビルドは手間と時間がかかるため、ppaにパッチを適用済みのFirefoxをアップロードしました。
パッチを適用したFirefoxのインストール方法
Firefoxを起動している場合は一旦終了してから、端末を起動して以下のコマンドを実行してください。
Ubuntu 16.04の場合
sudo add-apt-repository -y ppa:sicklylife/firefox-gestures-xenial
sudo apt update
sudo apt upgrade
Firefoxの設定
Firefoxを起動し、アドレスバーにabout:configと入力してEnter、危険性を承知の上で使用するをクリック、
検索欄にonreleaseと入力して、表示されたinput.contextMmenu.onReleaseをダブルクリックして値をtrueにします。
これでFirefoxのコンテキストメニュー(右クリックメニュー)が、マウスボタンを離した時に表示されるようになり、マウスジェスチャーが正常に動作するようになります。
Gesturefyを利用する
Firefoxで以下のページにアクセスしてFirefox へ追加をクリック、
追加したらFirefoxのツールバーの≡ → アドオン → 拡張機能 → Gesturefy → 設定で設定を行います。
ジェスチャーのマウスボタンの設定の所に On Linux and MacOS the right mouse button is currently not working. と書かれてあるものの、上述のパッチを当てたFirefoxをインストールしている場合は問題なく動作します。
各設定は日本語化されています。