Ubuntu 16.04でdebファイルをインストールできないバグがもうすぐ修正される

現在のUbuntu 16.04にはdebファイルをダブルクリックしてもインストールできないバグがあり、例えばGoogle Chromeをインストールする際にdebファイルをダウンロード → コマンドでインストール、という手順を踏まなければならないようになっている。

このバグはどうも7月ぐらいに配信された gnome-software 3.20.5-0ubuntu0.16.04.5 のバグのようで(Bug #1708936)、3.20.5-0ubuntu0.16.04.6 で修正されたのだが、9月21日頃にアップされたアップデータがようやくユーザーに配信される段階になったらしい。

しかしPhasedUpdatesにより一部のユーザーにしか配信されていない状態らしく、Ubuntu 16.04で「ソフトウェアの更新」を実行してもアップデートされず、端末で sudo apt dist-upgrade を実行すれば、

test@test-VirtualBox:~$ sudo apt dist-upgrade 
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています                
状態情報を読み取っています... 完了
アップグレードパッケージを検出しています... 完了
以下のパッケージはアップグレードされます:
  gnome-software gnome-software-common ubuntu-software
アップグレード: 3 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
2,769 kB 中 0 B のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 0 B のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n]   

とアップデートが表示される状態になっている。

Ubuntudebファイルをダブルクリックでインストールする機会ってあんまり無いけれども、割と使っている人が多いであろうGoogle Chromeを簡単にインストールできないのはちょっとアレなので早く「ソフトウェアの更新」でアップデートできる状態になればいいなと思ったりした。