Ubuntu 18.04と17.10のロック画面でキーボードが反応しないバグに遭遇した場合の対処法

昨年Ubuntu 17.10を使い出してしばらく経った頃、ふとUbuntuの画面をSuper + Lキーでロックした後、フラッと外出し、帰宅後ロック画面を解除しようとしたらキーボード入力が反応しなかったことがある。

Ubuntu 17.10(というかGNOME 3)のロック画面には『カーテン』という機能があり、画面をロックすると画面の上からデフォルトの壁紙が下りてきて、中央に時計が表示された状態でロックされる。

この『カーテン』はパスワード入力を開始するかEscキーを押すと上にあがってパスワード入力画面が表示されるようになっているのだが、上記のケースだと何のキーを押しても『カーテン』が上がることがなく、その時はまず「え、フリーズした?」と一瞬焦り、しかしよく見ると『カーテン』の中央下にアニメーションする矢印(⇑)のようなものが表示されていて、それで「そういえばマウスでもカーテンを上げられるんだっけ」と思い出し、マウスで画面をドラッグしてカーソルを画面上に移動させると、無事にパスワード入力画面が表示された。

この現象、滅多に遭遇することがなく、しかも再現方法が分からなかったのでとりあえず見なかったことにしたのだが、つい先日VirtualBoxにインストールして試用していたUbuntu 18.04でも遭遇し、その際に再現方法が判明したのでLaunchpad.netにバグ報告してみた(ただし日本語で)。

↑このようにアクティビティ画面を表示した状態で特定の動作をすると、17.10と18.04の両方でカーテンがキー入力を受け付けなくなる事が確認できたのだが、私が何度かこのバグに遭遇した時は確かアクティビティ画面は開いてなかったはずなので、ひょっとすると、それとこれは類似の別のバグなのかもしれない。

とにかく、Ubuntu 17.10と18.04で画面をロックした後、ロック解除時にキーボードを叩いてもロックの解除が出来なかったとしても、フリーズしたわけではないので、慌てずにマウスで画面を上にドラッグすればOKですよという話でした。

このバグ、遭遇頻度は低いけど、結構な初見殺しだと思うので18.04のリリースまでには直ってほしいなと思ったり。